高齢者の排泄機能の変化と知ってると良い尿失禁対策についてわかりやすく解説!

医療・健康

こんにちは、ぷー吉です。

今日は高齢者の排泄機能の変化についてわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

この記事を読むことで、高齢者の排泄機能の変化と尿失禁対策について1から学ぶことが出来ます。

また、ぷー吉ブログでは医療従事者や一般家庭の人に向けて医療・健康についての記事をたくさん書いているので、よかったら読んでみてください。

排泄機能とは?

排泄機能は日々のトイレなどの日常生活動作に密接に関連する機能です。

高齢者の排泄機能の低下による尿失禁は、要介護となるリスクを高めるフレイルの発症と密接な関連があるといわれています。

高齢者の排泄機能の変化と疾患

では、高齢者の排泄機能の変化と罹患することの多い疾患についてお伝えしていきます。

高齢者の排泄機能は、排尿機能・排便機能ともに加齢による影響があらわれやすくなります。

①神経因性膀胱

排尿機能調節に働く神経に障害が起こり、尿を蓄えたり排出することに異常がみられることを神経因性膀胱といいます。

中枢神経系疾患:排尿筋が収縮してしまい頻尿・尿意切迫症状が起きることがあります。

糖尿病などによる末梢神経障害:低緊張型神経因性膀胱となります。

脊柱管狭窄症などの脊椎疾患:障害レベルにより頻尿や尿閉など多彩な障害が生じます。

②尿失禁

尿失禁にはいくつかの種類に分類されます。

・腹圧性尿失禁

くしゃみなど腹圧が急激に上昇した瞬間に失禁がみられます。

・切迫性尿失禁

急に激しい尿意をもよおし、トイレに間に合わないことがあります。

・溢流(いつりゅう)性尿失禁

十分な排尿が出来ず徐々に残尿が増加して、過度にたまった尿が少しずつ漏れて失禁します。

・機能性尿失禁

排尿機能に問題ないが、運動麻痺や認知症によりトイレまでに時間がかかる失禁します。

・真性尿失禁

膀胱に尿をまったくためられない状態です。

 

尿失禁の治療について以下のような治療方法があります。

・腹圧性尿失禁

骨盤底筋トレーニング、尿道抵抗を増大させる薬物療法などを行います。

・切迫性尿失禁

抗コリン薬の投与を行います。

・溢流性尿失禁

残尿を減らすための薬物療法や自己導尿の指導、手術を行います。

前立腺肥大が原因の場合は前立腺肥大症の手術を行います。

・混合型尿失禁

骨盤底筋トレーニングと膀胱訓練を行い、不十分な場合は抗コリン剤を使用します。

※抗コリン作用のある薬剤は膀胱の収縮を減弱させるため、服用により排尿障害を起こす可能性があります。

③便秘

排便回数は、1日3回から3日に1回が通常です。1週間に3回未満の排便回数や低排便量で便秘と捉えられます。高齢者の便秘は男女差はありません。

生活指導では、適度な運動や食物繊維・水分の摂取が有用です。生活指導で改善がみられない場合は薬物療法を行います。一般的には、酸化マグネシウム製剤などが処方されます。

骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋トレーニングは、尿失禁の治療や予防として効果が高いです。

骨盤底は骨盤底筋群により支えられています。

腹圧性尿失禁では、ハンモックのように骨盤内の臓器を支えている骨盤底が緩むことで尿道が開きやすくなり尿漏れが生じます。

骨盤底筋が衰える原因として、加齢・妊娠・肥満・特に経腟分娩による影響が大きいです。

男性では前立腺全摘出術後に腹圧性尿失禁となることがあります。

 

骨盤底筋トレーニング方法

【姿勢】膝を曲げた背臥位・座位・肘をつけた四つ這い・机に手をついた立位

【方法】肛門を締めるように力を入れる。腹部・臀部・大腿部に力が入らないようにする。

【時間と回数】3秒からはじめて徐々に12秒程度まで行う。1セット10回として5~10セット行う。

※日常生活の中で無理なく行い、継続できるようにしましょう。

※力を入れるだけでなく力を抜くことも意識してみましょう。

まとめ

高齢者の排泄機能の変化についてお伝えしてきました。

日常生活に関わる重要な知識ですので、読んでくれたあなたに少しでも理解してもらえたら嬉しいです。

特に尿失禁においては悩みを抱える人も多いと思いますので、対策ができるように日々を過ごしていきましょう。